適剤適所が肝心

目には目薬を?

おくすりは注射、飲むもの、貼るもの、塗るもの、坐薬、眼に使うもの、鼻や耳に使うものなど、身体の様々な場所に使われます。

おくすりは病気の種類や状態、場所に合わせていろいろな使い方をします。各々のおくすりの形に意味がありますから、注射薬や坐薬を飲んでも全く効き目があらわれないことすらあるのです。

おくすりは身体の中に吸収されて血液の中に広がって効き目を現します。血液の中にあるおくすりの量によって効いたり効かなかったりします。
医師は患者さんの身体に合わせておくすりの量を決めています。ですから自分で勝手におくすりを多くしたり、少なくしたりすると効き目より副作用がひどくなったり、全然効き目があらわれなかったりします。

身体の中に入ったおくすりはどうなるのでしょう?身体の中にたまっていって副作用を引き起こすのでしょうか。

右のグラフを見てください。
飲んだおくすりは肝臓と腎臓を通ってやがて身体の外に出ていってしまいます。1日2回、1日3回などという飲み方をするのはそのためです。
おくすりが身体の中からなくなってしまう時間にあわせておくすりを飲む時間が決められています。

おくすりは正しく使って早く病気を治しましょう。