会長からのメッセージ

公益社団法人東京都薬剤師会 会長 髙橋正夫

2023年6月17日に第13代東京都薬剤師会会長に就任いたしました髙橋正夫です。
東京都薬剤師会は公益社団法人として活動している組織です。
東京都にいらっしゃるすべての方々(在勤・在住・旅行者等)に対して、安心・安全な医薬品等の提供、健康についての様々なサポート、都や関連団体と連携した医療提供体制への対応が、東京という日本の心臓部で活動する薬剤師の方々によって、平時はもちろん、災害時などの非常時においてもしっかりと地域で対応できますよう、サポートを行い、東京の機能を支えていきたいと考えております。

ところで、新型コロナウイルス感染症が2023年5月8日をもって2類から5類に移行されました。本会としての組織的な対応は、日本薬剤師会を通じて要請のあった2020年2月の国際クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客・乗員に対する医薬品の提供からでした。現在まで様々な状況下で都民の方々の行動に数々の影響を及ぼしておりますが、「手指の消毒」、「マスクの着用」、「三密を避ける」、「ワクチンの接種」等のコロナ禍での様々な状況は、今後新たな感染症の発生時においても有益なものと考えられます。また、災害時の避難場所等においても消毒やマスクは重要なものになります。
2011年3月に発生した東日本大震災の際、多くの薬剤師が被災地に赴き、そこで生活されている方々の健康を守る活動に従事しました。医薬品不足の中での代替薬を提案しての調剤はもちろん、OTC薬の活用を含む健康相談、水が使えない状況下の避難所の衛生管理等、薬剤師がいない状況は考えられないとまでの評価をいただきました。
東京においては今後発生が危惧されている首都直下型地震への備えが重要視されています。本会といたしましては、災害や感染症に対応できる薬剤師を育成し、地域にいる様々な方へのアドバイスやフォローアップが行き届くようにサポートをしてまいります。
このホームページが、薬剤師のみならず、都民の方々への様々な情報収集に役立つよう発信してまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。

2023年7月
公益社団法人東京都薬剤師会
会長 髙橋正夫

歴代会長

初代会長武田 孝三郎昭和23年~昭和27年
2代会長竹中 稲美昭和27年~昭和35年
3代会長高橋 勘次昭和35年~昭和37年
4代会長竹中 稲美昭和37年~昭和41年
5代会長太田 哲郎昭和41年~昭和51年
6代会長境野 雅憲昭和51年~平成4年
7代会長神原 赳平成4年~平成18年
8代会長伊賀 光政平成18年~平成20年
9代会長桑原 辰嘉平成20年~平成24年
10代会長山本 信夫平成24年~平成27年
11代会長石垣 栄一平成27年~令和元年
12代会長永田 泰造令和元年~令和5年
13代会長髙橋 正夫令和5年~