会長からのメッセージ

公益社団法人東京都薬剤師会 会長 髙橋正夫

2025年6月21日に2期目の付託をいただき、引き続き会長を務めます髙橋正夫です。
東京都薬剤師会は公益社団法人として活動している組織です。
本会の会員はそれぞれの地域において、東京都にいらっしゃるすべての方々(在勤・在住・旅行者などのみなさん)に、平時はもちろん、災害時などの非常時においても安全・安心な医薬品の提供、健康な生活を送るための啓発や生活環境の保全等のサポートを行い、東京の機能を支えていくよう努めております。医薬品に限らず、健康や生活環境に関する様々な疑問についてもお尋ねください。いらっしゃる地域の中で、その場でお答えできる知識だけではなく、その後に対応できる資源も考えに含めながら丁寧にご説明させていただきます。

コロナ禍のころから始まった医薬品不足の状況は、未だに続いています。処方箋を受け取って薬局を訪れた際に、処方薬がなく、変更の説明を受けたことがある方もいらっしゃると思います。今もこの状況は続いており、すべてが元に戻るにはまだまだ時間がかかるとの情報を得ています。このような中、薬局では、薬剤師が最善の薬剤を提供するために、医師に情報を提供し、お互いの専門性を生かし、安心してお使いいただけるお薬をお渡ししています。

このところ様々な自然災害が発生しています。東京においては、発生が危惧されている首都直下型地震への備えが重要視されています。東日本大震災の際には多くの薬剤師が被災地に赴き、そこで生活されている方々の健康を守る活動に従事しました。被災地での医薬品不足の中、代替薬を提案しての調剤はもちろん、OTC薬の活用を含む健康相談、水が使えない状況下の避難所の衛生管理等、薬剤師がいない状況は考えられないとまでの評価をいただきました。またコロナ禍の中ではワクチン接種のサポートに多くの薬剤師が対応いたしました。今後、ゲリラ豪雨による水害や新たな感染症の発生も想定されます。このような様々な有事に対応できる薬剤師を育成し、地域にいる様々な方へのアドバイスやフォローアップが行き届くようにサポートをしてまいります。
このホームページでは、薬剤師のみならず、都民の方々への様々な情報収集に役立つよう発信してまいります。 どうぞよろしくお願いいたします。

2025年7月
公益社団法人東京都薬剤師会
会長 髙橋正夫

歴代会長

初代会長武田 孝三郎昭和23年~昭和27年
2代会長竹中 稲美昭和27年~昭和35年
3代会長高橋 勘次昭和35年~昭和37年
4代会長竹中 稲美昭和37年~昭和41年
5代会長太田 哲郎昭和41年~昭和51年
6代会長境野 雅憲昭和51年~平成4年
7代会長神原 赳平成4年~平成18年
8代会長伊賀 光政平成18年~平成20年
9代会長桑原 辰嘉平成20年~平成24年
10代会長山本 信夫平成24年~平成27年
11代会長石垣 栄一平成27年~令和元年
12代会長永田 泰造令和元年~令和5年
13代会長髙橋 正夫令和5年~