Vol.3063
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■薬事委員会からのお知らせ■■■
『改正大麻取締法』
本年12月6日、改正大麻取締法が参議院本会議で可決されました。
マスコミの報道でかなり取り上げられ、ご存じかと思います。
これにより今後、大麻の所持、譲渡のみならず使用に対する規制がかかり処罰の対象となります。
また、大麻草由来の化学物質の医薬品としての利用も認められることになり、一部の難病に対する効果が認められ、海外で承認されている医薬品の導入に期待がかかっています。
しかし、昨今の若年層に多く見られる大麻の乱用、大麻グミ販売など社会問題になっている現状を鑑みると今回の改正が、安全、解禁と言った誤解を招きかねない恐れもあります。
毎年実施されている医薬品販売制度実態把握調査（所謂、覆面調査）では、濫用等のおそれのある医薬品の複数購入時の対応について、遵守率の低下が指摘されています。
処方薬、一般用医薬品等の不適切な使用も含めて、患者、消費者への医薬品等の適正使用、正しい知識、情報提供と啓発がさらに求められています。
まずは、正確な情報の収集、理解を我々薬剤師から始めることが必要ではないでしょうか。今回の改正に至った検討会の情報は下記をご覧ください。
・報告書 https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/001002508.pdf
・検討会 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_25666.html
・「医薬品販売制度実態把握調査」結果 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34966.html
