◆◆ 安全におくすりを使うために ◆◆
◆◆ おくすりの飲みすぎに注意! 飲み合わせや副作用にも気をつけましょう。
お年寄りがおくすりを飲むときに一番気を付けなければならないのは、おくすりの量です。おくすりの「成人量」はしばしばお年寄りには多いときがあります。それは、おくすりの効きすぎや副作用で分かります。
おくすりとおくすりの飲み合わせで思わぬ副作用が出てしまうことがあります。これを相互作用というのですが、チェックは専門家でないとできません。納豆やチーズ、グレープフルーツジュースなどの食品と飲み合わせの悪いおくすりもあるのです。
薬剤師はいつも、おくすりがどのくらい効いているか、おくすりによって何か悪い症状は起こっていないかをチェックしています。はたしてお宅の介護に薬剤師は関わっているでしょうか?
◆◆ 副作用チェックポイント
■ 吐き気、下痢、便秘
おくすりは吐き気や下痢、便秘になる副作用を持っています。便秘は本人がとても苦しい思いをします。下痢はオムツ換えがたいへんです。それぞれ解決法はありますから「おかしいな」と思ったらすぐ相談してください。
■ ブツブツや水ぶくれ
おくすりのアレルギーでまるで“じんましん”のようなブツブツがでたり、水ぶくれができたりすることがあります。特に全身に水ぶくれができて高い熱が出るようなときは大急ぎで救急へ!
■ 食欲がない、だるい
おくすりの中には肝臓を疲れさせてしまうおくすりがあります。肝臓が悪くなったときの症状として食欲不振や全身のだるさがあります。定期的に薬剤師がチェックできればいいですね。
■ 尿がでない、歯ぐきから血が出る、興奮して眠れない、眠ってばかりいる、筋肉痛、喘息
信じられないことですが、おくすりの副作用でこんな症状が出ることがあります。痴呆の進んだお年寄りではうまく伝えられないこともありますね。
しかも副作用はおくすりごとに違うのです。客観的に観察する目が必要です。
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