在宅訪問薬剤管理指導ってなあに?

在宅での療養を行っている患者さんであって通院が困難な方に対して、処方医の指示に基づき、作成した薬学的な管理計画に基づき患者さんのお宅を訪問して、薬歴管理、服薬指導、服薬支援、薬剤の服薬状況・保管状況及び残薬の有無の確認などを行い、訪問結果を処方医に報告することまでを含む業務をいいます。対象者が要介護認定を受けている方の場合は、ケアマネジャーにも訪問結果の概要を情報提供します。

訪問する頻度はお薬を持参するとき(週に1度~月に1度)はもちろん、服薬状況を確認するためや、すでにお届けしてあるお薬をお薬カレンダーへ配置するために、お薬を持参しないで訪問する場合もあります。また、患者さんの生活のリズムや無理のない服薬回数にするためのお薬の選択について処方医に提案することもあります。

通院が困難な方に対して実施するのが原則ですが、通院はできるが認知症が始まりかけた方や高齢の単身生活者で服薬の見守り者がいない方など服薬を忘れてしまうことが多い方も対象となります。

団塊の世代が2025年には後期高齢者(75歳以上の方)となり、その人口は2180人に達します。その後も後期高齢者は増え続け、40年後には2400万人(全人口の1/4)に達します。高齢者は服薬している割合が極めて高く、また約半分は単身生活者です。認知症の方も2025年には120万人増えて470万人に達すると予測されています。服薬している高齢者、寝たきりで医療と介護を必要する高齢者を地域で支える地域包括ケアシステムの構築のため、医療・介護従事者が協力して増え続ける高齢者医療に対処するシステム作りが推進されています。