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紫外線と毎日の生活
紫外線ってなあに?| はじめよう! 紫外線対策!! | もし焼けてしまったら!|

◆◆ 紫外線ってなぁに? ◆◆

  日に焼けないためには紫外線にあたらない!とよく言いますが、紫外線とは一体なんなのでしょう?紫外線から身を守るためには、まずそれを理解しないといけません。
  対策を怠ると、シミやソバカスができるだけでなく、大病につながる危険性もあります。紫外線を理解し、正しい方法で紫外線対策を行いましょう。

◆◆ 紫外線ってなぁに?

  可視光線のスペクトルの紫色部より外側にあって目には見えない光線。波長は1〜380ナノメートル程度で、可視光線より短く、X線より長い。太陽光線・水銀灯の中に含まれ、殺菌作用をもつ。また大気中の酸素と反応してオゾンを発生する。

太陽のマーク
紫外線(UV=ウルトラ・バイオレット)は、春先からどんどんと強くなり、5月〜9月の頃までがとても強くなります。1日のうち、紫外線の強い時間帯は、午前10時〜午後2時の間です。
太陽光の6%程度含まれており、地表にまで届く紫外線はUVA(長波長)とUVB(中波長)の2種類にわけられます。

◆◆ 太陽が放つ光線

   太陽が放つ電磁波には、有害なものから治療に使われるものまで色々あります。

太陽 可視光線 一般に私たちの目に見える光。波長の短い紫色から波長の長い赤い色まで。
(虹の七色を見るとわかります。)
赤外線 波長が赤より長い光。つまり赤の外にある光線。体の奥深くまで入り、暖めたりします。波長の短いものを近赤外線、長いものを遠赤外線といいます。

紫外線

波長が紫より短いもの

A波 波長が長く、パワーが弱い。透過性が高いので、窓ガラスや雲なども通すので、室内や曇りの日でも日焼けを起こします。しわ・たるみの原因となります。
B波 中波長、パワーが強い。透過性は低いので、ガラスなどは通さないが、肌へのダメージは大きい。しみ・そばかすの原因となります。
C波 短波長、パワーがとても強い。オゾン層によって吸収され、地表には届かなかったが、近年オゾン層が破壊されてきていることで、地表にも届き始めているのが問題となっています。破壊力が大きく、殺人光線ともいわれています。
その他

◆◆ A波とB波を比べてみよう

  一般的に地表まで届いているといわれる、紫外線A波と紫外線B波。
  一体身体にはどのような影響があるのでしょう。

  A波 B波
皮膚の通過度 30〜50%が表皮を通過し、真皮(肌の深い部分)まで到達 表皮内でほとんど散乱、吸収される
特徴 波長が長く真皮層にまで到達し、肌を黒くします。
雲や霧、窓ガラスを透過するため、日常生活の中で、知らない間に紫外線による障害を蓄積します。
主に表皮層に作用、その働きは急激で赤く日焼けします。
雲や空気中のチリなどに吸収されやすいため、曇りや雨の日や冬は量が少なくなります。
皮膚の影響 表皮 ・サンタン(1次黒化)
皮膚の中に普段から存在するメラニン色素が酸化されて一時的により黒くなる
・サンタン(2次黒化)
紅斑(赤み)が起こらずにメラニン色素が生成され色素沈着が起こる
・B波紫外線の悪影響を増大させる
・サンバーン
皮膚に起こる紅斑(赤み)や水ぶくれ等を起こす
・サンタン(2次黒化)
2〜3日後、赤みがひいた後にメラニン色素が生成され色素沈着が起こる
・破壊された表皮細胞を修復する過程で角化異常が起こるため、皮がむけたり、肌あれを起こしたりします。角質層が厚くなり角質層中の水分が減少し肌あれ状態に
真皮 ・真皮の線維(弾力線維・コウ原線維)を、変化させます
・B波紫外線の悪影響を増大させる
・真皮の線維(弾力線維・コウ原線維)を、変化させる

◆◆ 私たちが浴びる紫外線には、UVAとUVBがあるんだ

UVAの日焼け
日焼けしている女の子 UVAを浴びた後は、それほど皮膚は赤くならず痛みもない。
後で、黒っぽい色素沈殿(メラニン色素が増える) を起こす日焼け。
  『サンタン』と呼ぶ
メラニン色素は、シミ・ソバカスの原因に!
皮膚内のコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質を壊して、深いシワやタルミと言った「皮膚の光老化」の原因に!

UVBの日焼け
日焼けしている女の子 UVBを浴びた直後に皮膚の炎症が起こり、赤くなってヒリヒリ痛む。
皮がむけたり、水疱ができることもある日焼け。 皮膚の火傷です。
  『サンバーン』と呼ぶ
「急性日光皮膚炎」とも言う。
皮膚細胞のDNAが傷つけられ、皮膚ガンの原因に!
  UVBを浴びた後、3〜4日経って、色素沈殿し褐色(サンタンの状態)にもなる。
また、紫外線は、体内でコレステロールの一種であるコレカルシフェロール(ビタミンD3)をビタミンDに変えて、食物中のカルシウムの吸収率を高めると言う作用をします。また皮膚や全身の抵抗力を増進、血液の循環も良くします。
つまり紫外線の適度な照射は、体にとって大事なのです。

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