◆◆ 帽子・サングラス・露出の少ない服を着用!
●帽子をかぶる
帽子のつばは7cm以上のものを(顔が浴びる紫外線の約60%をカットできる)。色は黒が一番良い。また日傘も黒で。
●サングラスをかける
レンズが真っ黒で幅の狭いものだと、瞳孔が開き光が目に入りやすくなるので、UVカットされた淡い色で幅が広いものを。
●肌をあまり出さない服を着用
肌の露出は少なくし、日が高い時には薄手のカーディガンをかける。また首筋も日に焼けやすいので、襟のある服を。素足は厳禁。ストッキングはUVカット効果のあるものを選ぶ。
また外出する時、帽子や日傘がなければ、できるだけ日陰を選んで下を向いて歩きましょう。汗をかいたらこまめに拭き取ることも大切!! 汗の塩分は皮膚障害の遠因、シミを増強してしまいます。
◆◆ 日焼け止めを使う!
最近は“日焼け止め”もバラエティー豊かで、種類がたくさんあります。UVケア(サンスクリーン)用品には2種類のタイプがあり、次のような働きをします。
UVケア(サンスクリーン) |
紫外線散乱剤 |
肌の表面で紫外線を散乱させ、紫外線をブロックする。一般的には、紫外線吸収剤より肌にやさしいと言われている。 |
紫外線吸収剤 |
紫外線を薬剤に吸収させることで、肌への侵入を防ぐ。 |
●『SPF値』・・・
UVBを防ぐ時間の長さを示すもの。
表示が『SPF35』の場合、塗らなかった部分より日焼けをするまでに35倍時間がかかると言うこと。
UVBを浴びて20分で皮膚が赤くなる人なら『SPF35』のものは20×35分、つまり12時間弱は赤くならないと言う意味。
□使用する時の注意点
- 一度にたくさん塗っても効果はあまりなし。できれば2〜3時間ごとにこまめに塗りなおす。
- 肌に合わないものは、皮膚を傷め紫外線による障害を逆に増やしてしまう。
腕などに塗ってみて、かぶれないかどうかを確かめてから使用する。
- 外国産のものはSPF値が高めだが、日本人は『SPF20』くらいだと考えると良いとされている。
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●『PA値』・・・
UVAカット率を示すもので、+・++・+++ の3段階で表示。
『PA+』『PA++』『PA+++』と、+の数が多いほど効果が高い。
『SPF』と『PA』は併せて表示されている場合も多いので、UVケア用品を選ぶ時の参考にし、自分の肌に合ったものを選んで使いましょう。また日常生活の中で、レジャーで、と使い分けてみてはいかがでしょう。
◆◆ 紫外線に負けない体づくりを!
「日焼けした後に慌てて対策する」前に、栄養をたっぷり摂って紫外線のダメージを受けない体づくりを心がけることも大切です。
脂っこい食べ物・甘い食べ物の過剰な摂取は、皮膚の健康にマイナス。血糖値が上がると、皮膚は刺激に敏感になり、紫外線の影響も強く受けてしまいます。
逆に、ビタミンA・B2・B6・C・Eと言った皮膚の健康と深く関わるビタミンや、ポリフェノールに代表される抗酸化作用のある成分は、普段から予防のために意識して摂り、特に長く日光に当る前には充分な補給を心がけましょう。
なお、食事だけで充分な摂取が難しければ、サプリメント類で補ってみてはいかがでしょうか。
紫外線対策に有効な栄養素 |
ビタミン類…… |
C・E・β-カロテン(A)・B2 |
ミネラル類…… |
亜鉛・セレン |
アミノ酸類…… |
L・システイン |
心臓病の薬・降圧剤・水虫薬・精神安定剤などは、紫外線への感受性を高めます。
日焼け前には、これらの日光過敏症を招く薬は避ける・紫外線対策を強化する、などの工夫が必要です。
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