人に有害な微生物、もしくは目的の微生物のみを殺菌することを言います、これにより感染症を予防します。
私たちの身の回りには、目に見えない微生物があらゆるところに住んでいます。そして、その微生物たちは子孫を残すため増殖しようとしています。このような増殖が食べ物の中で行われると、食中毒や腐敗の原因になります。また、人や動物の中で増殖し、疾病を引き起こすと感染症となります。
感染した人や動物、それらの排泄物などの感染源から、バイキンが人に移行し、感染する道筋を感染経路と言います。
1) 接触感染
病院などの施設内でも最も重要で、頻度の高い感染様式です。介護と介護の間に手洗いがなされなかったり、手袋が交換されなかったりすると起こります。
(疥癬、MRSA、緑膿菌など)
2) 飛沫感染
感染源である人がせきやくしゃみ、会話などをすることによって、飛沫が生じます。飛沫は空気中に浮遊し続けることはないので、空気感染のような特別な空調や換気は必要ありません。
(インフルエンザ、普通感冒、マイコプラズマ肺炎など)
3) 空気感染
微生物を含む飛沫の水分が蒸発して、5μm以下の粒子として長時間空気中に浮遊する場合に、空気感染が起こります。
(結核、麻疹(はしか)、水痘(みずぼうそう)など)
4) 物質媒介型感染
汚染された食物、水、血液、装置、器具などによって伝播される感染ルートです。
(食中毒、B型肝炎、C型肝炎など)
5) 昆虫・動物媒介感染
蚊、ハエ、ネズミなどの害虫などにより伝播する感染症です。
(マラリア、リケッチア症など。日本ではほとんど問題になりません)
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